【天然真珠と養殖真珠の違い】天然真珠が見つかる確率と値段は?養殖真珠の品質基準で大切なこと
真珠は好きですか?
真珠はフォーマルだけでなく、実は優しく輝いていることから普段使いにピッタリな宝石なのです。女性をより一層キレイに魅せてくれる素敵なアイテムとしておすすめです。
本記事では、真珠の魅力や歴史について詳しくご説明したいと思います。
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真珠は大自然の海と母貝が育てる奇跡の宝石
真珠は優しい輝きと色のおかげで世界中で人気のある宝石です。アコヤ貝やシロチョウ貝、クロチョウ貝などを依代として、大自然の海の恵みによって生まれます。
真珠の実体色は白で、よく見ると奥行きある虹色のような干渉色も持っています。
ダイヤモンドなどキラキラと光り輝く宝石がたくさんある中で、真珠はその独特の柔らかな優しい七色の光沢が非常に特徴的です。そして、誕生石としては6月の宝石としても知られていますよね。
天然真珠は人類史上最古の宝石だった
意外かもしれませんが、天然真珠の歴史とは非常に古くからあるのです。
天然真珠と人との歴史は、なんと紀元前4000年頃まで遡ります。当時は、食べるために採った貝の中から偶然の産物として発見したことが始まりと考えられています。
当時から天然真珠の美しさは人を魅了し、貴重な宝石として愛されていました。紀元前1500年~紀元後頃では、真珠関する文献等が古代ギリシア・古代ローマ・ペルシア・インド等で確認されています。
日本でも、魏志倭人伝において邪馬台国の卑弥呼の娘が魏の王に真珠を5000個献上したと記されています。
天然真珠が見つかる確率は?
今では、市場に出回っている真珠のほとんどが養殖ですが、当時は天然の真珠しかなく、真珠貝1つのためにダイバーが何度も海中深くまで潜るという過酷そのものでした。
それでも天然真珠が見つかる確率は1000分の1程度と言われていますので、5000個もの天然真珠を発見するのにどれほどの苦労が伴っているのか想像もつかないですよね。
このように、私たちと天然真珠とはとても古くから歴史を共にしているジュエリーなのです。
ネットで見かける「天然真珠」は本物?
現代でも、ネットで検索すると「天然真珠」のキーワードをよく見かけます。しかし、ほとんどの真珠が「天然ではない」といっても過言ではないでしょう。
天然真珠は、外套膜の「外側上皮細胞」が軟体組織内に入り込むことで真珠袋を形成し、その分泌液が結晶し層状に成長することで誕生します。
その確率はほとんど奇跡といえ、相当な乱獲をしなければ宝石品質の真珠は市場に流通できません。
もし「コンク天然真珠」「ホースコンク天然真珠」「メロ天然真珠」「アワビ天然真珠」「淡水産天然真珠」という正式な表記があれば、天然真珠であると推測できますが、おそらく一般的にイメージする真珠とは違ったものになります。
天然真珠の値段はいくら?
私たちがイメージするような、真円で美しい天然真珠がもし流通すれば、きっと天文学的な価格になるはずです。天然真珠の多くは、変形やキズが酷かったり、輝きがぼけていたりで、個人的に宝石としての魅力をあまり感じません。
その観点から考えると、御木本幸吉・見瀬辰平・西川藤吉たち、3名の日本人が発明した真珠養殖技術は、宝石真珠を私たち庶民の手が届く値段にしてくれたといえ、その功績は計り知れないものだと思います。
養殖真珠の「品質基準」で大切なこと
養殖真珠は世界中で人気の宝石です。宝石であることから、わずかな変形や、耐久性に影響しない天然キズが少しでもあると販売価格は下落します。
しかし、ここでしっかりとご認識頂きたいのは、下落するのは「価格」であり、宝石としての「価値」が下落するわけではないということです。
真珠はキズよりもテリとマキが大切
大自然の恵みである宝石のキズや変形は、真珠が本物であることの証拠でありながら、1つ1つが個性に溢れていて唯一無二の真珠であるといえます。
その強い個性を理由として、宝石としての花道から外れることを余儀なくされてしまった真珠の中には、高価な真珠と遜色がない美しい光を放つものもあるのだということをご認識いただきたいと思います。
キズや変形が少なくても、マキ(真珠層)が薄い真珠に要注意!
キズや変形の少ない真珠は確かに価値が高いです。
しかし、キズが少ないだけで真珠が高く売れるという風潮を作った鑑別機関はいささか問題がありますが、「この真珠はキズの少ない花珠鑑別が付きますよ」としか説明できないは販売店はもっと問題ですよね。
キレイが長持ちする真珠選びが一番大切
キズが少なく、形は真円の真珠にするには、養殖期間を短くして、巻き(真珠層)の薄い真珠を育てることが最も手っ取り早いです。でも、過度な研磨で売るときはキレイに見せられても、すぐに変色したらもったいないですよね。
真珠は、調色と無調色のどっちがおすすめ?
真珠も色や形とは、まさに千差万別であり様々な個性を持っています。テリ・マキ・キズ・大きさ・形・色といった品質の6要素で真珠を注意深く見てみると、実にたくさんの顔を見せてくれます。
その品質要素の色について、真珠が私たちの手元に届くまでに、95%の真珠が調色といった加工を施されています。調色と無調色のどちらが良いかと問われると、その答えは「お好きな色をお選びください」です。
調色真珠は品質が悪いからNG?
調色とは、真珠ごとに少しずつ違った色合いなどになっているものを、後からピンクの染料をわずかに加えて色を整えるための工程です。調色は人間で例えるとお化粧のようなもの。
だから決して悪い加工でもなく世界中で認められていますのでご安心ください。私は、ピンク色がかかった調色真珠よりも、真珠独特の白さが美しいというこだわりから、無調色真珠の専門店を営んでいます。
本当にNGなのは、過度に漂白・研磨・着色・染色された真珠
しかし、近年、養殖期間を短くしてコストを抑えた真珠を、高値で売りたいがために過度な漂白・着色・研磨された真珠が増えています。
調色はお化粧ですが、着色や染色は「色の改変」となり、品質の低さを無理やり隠していると言えます。
また、過度な漂白・着色・研磨はその工程からも伺えるように、有機物である真珠に大きなダメージを与えてしまいます。目には見えない真珠の肌荒れや層割れ、層剥がれを引き起こしており、これでは決して長持ちしない真珠となってしまいます。
これから何十年も大切にしてほしい真珠なのに、安かろう悪かろうでは残念なことになりかねません。
無調色真珠の相談は、真珠の専門家が在籍するお店へ
無調色真珠は、色調による加工を行っていないナチュラルカラーの真珠のことを指しています。
その洗練された美しさも大きなメリットですが、色の改変を行っていないことから時間が経過しても変色しづらいのが特徴です。そのため長く使い続けることができ、愛着を持って長年身につけられるのが嬉しいポイントですよね。
ただし、無調色真珠の注意点として、過度な漂白により白くキレイな真珠に見せている場合がありますので、信頼できる真珠屋さんにご相談くださいね。
カジュアルに楽しめるパールジュエリーとは
普段使いのオシャレとして宝石を楽しむのに、あまりにも高価な宝石だと「特別な日だけ使おう」といった考え方になってしまって普段から使うことを敬遠してしまいますよね。その点、手ごろな価格で手に入れた宝石だと、気兼ねなく身に着けることができます。
そういった観点からも、ERIS VELINAは個性あふれる真珠とはあなたの強い味方になってくれるでしょう。
一粒パール専門店 ERIS VELINA 〈エリスヴェリーナ〉
ERIS VELINA(エリスヴェリーナ)は、創業47年のえり正が展開するジュエリーブランドです。VELINAの名前の由来は 「value(価値)+belenus(光の神・ヴェレヌス)+inalterable(不変の)」の意味を込めており、宝石が持つ「光の永遠なる価値」を大切にするブランドです。
あなたの人生を「美しい光」で彩りたいをコンセプトとして、無調色パールジュエリーを専門的に取り扱っています。
さいごに
ここまで、真珠の魅力についてご説明させて頂きました。上述したように、真珠には深い歴史が刻み込まれています。私たちの日常を色鮮やかにしてくれる真珠を是非とも手に入れて頂きたいと思います。
無調色パールジュエリーのお求めを検討されておられる方は、是非ともご検討いただきたいと思います。
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